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プレイングマネージャーとは?
プレイングマネージャーの仕事と役割

野球などチームで競技をするスポーツでは、「選手兼任監督」と呼ばれる選手がいます。近年の日本プロ 野球でも選手兼任監督がいたため、ニュースなどで耳にしたことがあるかもしれません。選手兼任監督 は、自分も選手として競技を行いながら、現場の責任者として選手の指揮・管理をする監督の役割も兼 任しています。このような立場は「プレイングマネージャー」と呼ばれます。 プレイングマネージャーの存在はスポーツ界ばかりではありません。実は、ビジネスの現場にも「プレ イングマネージャー」と呼ばれる立場があります。今回は、会社組織におけるプレイングマネージャー とはどのような役割を持っているのか、なぜ必要とされているのかをご紹介します。

◆プレイングマネージャーの仕事内容


スポーツ界もビジネスの現場も、プレイングマネージャーに求められる仕事内容は同じです。選手を「実務担当者」、監督を「管理職」と呼び替えるとしっくりくるかもしれません。会社組織でのプレイングマネージャーとは、「実務担当者兼任管理職」というわけです。

プレイングマネージャーは、ほかの実務担当者と同様に日々の実をこなす必要があります。営業職であれば、顧客を訪問して営業活動を遂行することが仕事です。一般の実務担当者であれば営業活動に専念することができますが、プレイングマネージャーは本来「管理職」が行う管理業務も同時に行わなければなりません。部下の指導や面談、人員育成計画の立案、組織の売上目標の作成など、組織管理にまつわる業務も担うことが求められます。

◆プレイングマネージャーに求められるスキル


野球界では名選手が必ずしも名監督になるとは限らないと いわれますが、これはビジネス界でも同様です。優秀な成 績を上げているプレイヤーでも、プレイングマネージャー としてはうまく活躍できないこともあります。その理由は、優秀なプレイヤーに求められる資質と、優秀なマネージャーに求められる資質が異なるためです。

プレイヤーとしての成績は、実務経験の積み重ねである程 度上げることができます。経験を積めば、専門的な知識も 増え、顧客対応なども上手くなるでしょう。つまり、プレ イヤーとしての業績を上げるためには「個人」の実践力を アップさせることが基本です。

一方、マネージャーは多くのプレイヤーを管理することが求められるため、マネージャー個人がいくら頑 張ってもうまくいきません。各プレイヤーの様子を観察し、適材適所に配置し、その動きを見守ることで、組織を円滑に運営するスキルが求められます。 また、会社組織がどのような戦略で活動すべきなのか、何を目標に設定すべきなのかという根本的な問題に も回答を出さなければなりません。プレイングマネージャーとして活躍するにためには、個人の実務能力を磨きつつも、全体に対する判断力や指導力も身に付けることが必要です。

◆おわりに


プレイヤーとマネージャーの二役をこなさなくてはならないプレイングマネージャーは、とても負担が大き い立場です。しかし、組織を効率的に運営しようとした場合、プレイングマネージャーの存在を欠かすこと はできません。中小規模の会社では、人件費を削減するためにも無駄な増員はできないでしょう。一方で、 会社組織ではプレイヤーもマネージャーも共に不可欠な存在です。そのジレンマを解決するためには、プレ イングマネージャーが両方の業務を同時遂行していくことが効果的です。中小規模の組織であれば、純粋に 管理的な仕事をするのは社長だけで良いともいえます。社長以外の管理職が全員プレイングマネージャーと して活躍することで、もっとも効率的な組織運営が可能になるでしょう。