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どんなタイプの部下でも成長させる
ソーシャルスタイル理論とは

材育成はマネジメント上の大きな課題です。今や契約社員や派遣社員など雇用形態は多様化し、年齢構成 に歪みが生じている職場も多く、人材育成は容易ではありません。部下の長所を伸ばし最大のパフォーマ ンスを発揮させることを目的としながらも、さまざまな個性を持つ部下たちをまとめるだけで精いっぱい という方も多いでしょう。今回は、どのようなタイプの部下でも成長させるソーシャルスタイル理論につ いてご紹介します。

◆ソーシャルスタイルの4つの特徴


ソーシャルスタイル理論は、1968年にアメリカの産業心 理学者デビッドメリル氏によって提唱されました。 他者から観察できる行動の傾向や習慣をソーシャルスタイルと呼び、ソーシャルスタイル理論では、人を感情表現度と自己主張度により「アナリティカル」「エミアブル」「ドライビング」「エクスプレッシブ」の4タイプに分類 します。

・アナリティカル(Analytical)

アナリティカルな人の特徴には「理論を重視する」「慎重で粘り強く、決定に時間をかける」などがあります。自己主張は控えめで、感情表現を抑える傾向にあり、情報収集や分析を得意とする反面、判断の遅れや 周囲とのコミュニケーションが不足しがちな傾向にあります。アナリティカルなタイプと接する場合は、事 前に資料を渡した上、データや情報を用いて説明すると納得感を与えることができます。

・エミアブル(Amiable)

エミアブルは、周囲との協調的な振る舞いや親しみやすさを持ち、感情表現豊かですが自己主張は控えめな タイプです。組織の調整役として能力を発揮する一方、重要な決断や要望を伝える場面で優柔不断な傾向に あります。エミアブルタイプから合意を引き出す場合、影響力のある人の事例や意見を参考にしてもらうと 良いでしょう。

・ドライビング(Driving)

ドライビングタイプは、目標に対して効率的なルートを求めたり、合理的な判断をしたりすることを好みます。感情表現は少なく自己主張が強い傾向にあり、他者の意見に耳を傾けることがおろそかになる場合があ ります。成果にこだわり、行動が早いため、周囲から冷たく見えてしまう側面があることも特徴です。 ドライビングタイプとの交渉には、理路整然とデータに基づいた主張を行いましょう。

・エクスプレッシブ(Expressive)

エクスプレッシブは、感情表現が豊かで形式にとらわれず、直感的で承認欲求が強いタイプです。流行や話 題性を好み、気持ちを率直に伝える特徴がありますが、話の展開が早く話題が脱線してしまうことも少なく ありません。話題の軸がずれないように要約をはさみながら、コミュニケーションをコントロールすること が大切です。

◆部下を成長させるソーシャルスタイル活用法


部下の育成を行う場面にもソーシャルスタイル理論は活用できます。部下のパフォーマンスを最大化させる ため、ソーシャルタイプによって部下へのマネジメントを変化させましょう。例えば、アナリティカルな部 下に対しては納期を守るタイムマネジメントの徹底、コミュニケーションを大切にするエミアブルな部下に 対しては業務の効率や目標を意識させます。

またドライビングタイプには自主性を尊重しながらも場面に応じたアドバイスを与え、エクスプレッシブタ イプには書類や数字の抜けもれを注意するなど、タイプに応じてマネジメントの注力ポイントを変えること が大切です。

◆おわりに


  対人コミュニケーションを円滑にするためのソーシャルスタイル理論は、コミュニケーションを必要とする さまざまな場面で活用できます。苦手なタイプややる気が見えないタイプの部下の、隠れた強みや新しい 側面がソーシャルスタイル理論によって見えてくるでしょう。