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海外展開を検討すべき?
中小企業が海外進出するメリットと課題

生産コスト引き下げや販路拡大、新規事業立ち上げなどを目的として、海外展開を検討する企業は増加 しています。国内の消費市場は縮小の一途をたどり、国内での労働力確保も困難になっていることから、 海外に目を向ける企業もあります。しかし、海外企業の買収や合弁会社の設立を行い、海外進出を果た したものの、当初予想したほどの成果が出ていない企業も少なくありません。 今回は中小企業における海外進出の現状と、海外進出のメリット及び課題についてご紹介します。  

◆海外展開の目的・理由


企業によって海外展開の目的はさまざまですが、主な目的は「安い人件費活用によるコストダウン」「海 外市場の拡大への期待」の2つです。

最近では、 安い人件費を理由とした中小企業の海外進出は減少しています。進出後しばらくはコストダ ウンのメリットが得られるものの、人件費の急激な上昇によって将来的にはメリットが得られなくなって しまうためです。しかし、海外市場の拡大が今後期待できる、あるいは海外の販売比率が多いのであれば、 海外進出のメリットはあるといえます。

◆どの国に進出するのか


では、中小企業はどの国に進出しているのでしょうか。商工中金が2015年4月に発表した「中小企業の海外進出に対する意識調査」には、日本企業が重要視する5カ国(中国・タイ・ベトナム・インドネシア・米国)への進出目的の違いが表れています。目指すマーケットによって進出国が異なるため、自社の特性に合わせて進出国を選びましょう。

【進出国と主な進出目的】
1.中国・ベトナム…日本向けに生産・販売
2.タイ・インドネシア…現地の日系企業向けに生産・販売
3.米国…現地の市場向けに生産・販売

◆海外進出のメリットと課題


海外進出が成功すれば、企業利益や企業規模の拡大が期待できます。また、海外進出のためのノウハウ蓄積と海外事情に精通した社員の増加により、さらなる事業の拡大や他の地域への進出も容易になります。 一方で、海外進出にはリスクもあります。海外進出の際は、以下の項目を事前に調査・確認しましょう。







【海外進出時に事前調査・確認が必要な主な項目】
1.規制業種・禁止業種
2.人件費
3.労働者の質
4.外資規制状況
5.電力・水道などのインフラ事情
6.物流事情

この事前調査・確認が海外展開の成否を決定すると言っても過言ではないため、時間をかけて入念な調査を行ってください。初めて海外進出に臨む企業は自社だけで問題を抱えずに、外部機関のサポートを受けることをおすすめします。自治体の海外展開相談窓口やJETRO、商工会議所などが、企業の海外展開支援を行っています。

人材や資金に恵まれた大企業とは異なり、中小企業は海外事業立ち上げのための人材が確保できなかったり、事業環境や制度面の情報が不足していたりするなどの課題もあります。また、社内に適任者がいても、「地元で働きたいから」という理由で海外勤務を断る社員もいます。 したがって、海外進出の検討を始めるにあたり、組織・制度の整備や、グローバル人材の確保あるいは教育をどうするかも非常に重要なポイントです。

◆おわりに


近年は、成長目覚ましい東南アジアの国々に海外展開を検討する企業もあります。しかし、日本と同じビジ ネスモデルが新興国に通用するのかという問題にも直面するでしょう。場合によっては、これまでの日本流 のビジネススタイルを忘れる必要があります。日本で成功したから海外でも成功できるとはいえないところ が海外展開の難しさです。 また、グローバル人材の計画的な採用及び育成も考えることが必要です。いざ、海外展開を視野に入れ始め たときにすぐ動けるよう、グローバルに活躍できる人材を早めに育成する計画を立てることも行いましょう。