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リーダーシップに欠かせない?自己認識力を高める方法

厳しい競争を勝ち抜くために、競合相手のデータ収集や分析に余念がないという企業も多いのではないでしょうか。しかし、孫氏の兵法に「彼を知り己を知れば百戦殆(あやう)からず」という言葉があるように、ビジネスで成果を出すためには、自分についてよく知ることも重要です。今回は、リーダーに求められる自己認識力を高める方法についてご紹介します。
自分ができること・できないことを正しく理解しているため、大きな業務をすべて自分で抱えてしまう、あるいは部下にすべて押し付けてしまうということがありません。自分が行った方が良い業務、部下に任せた方が良い業務を素早く判断し、業務を無理なく、無駄なく行うことができます。
また、思い込みやステレオタイプにとらわれることなく、物事を客観的に判断し、部下を褒めたり、改善の余地がある箇所は指摘したりすることができるため、部下からも厚い信頼を得られます。
1つ目の方法は、上司や部下からフィードバックをもらうということです。他人からの評価は、自分の性格や傾向を把握する1つの目安になります。自己評価の場合は多少評価が甘くなったり、反対に辛口にしてしまったりするなど、評価が不正確になってしまうことも少なくありません。自分一人で自己分析を行うのではなく、他人からの客観的な評価も含めて自己分析を行ったほうが、有意義な自己分析ができるようになります。
注意点としては、あまり多くの人にフィードバックを求めないことです。人によって見方・価値観はさまざまであり、評価も異なります。たくさんのフィードバックをもらっても、それらをすべて生かすことは難しいでしょう。
そのため、自分のことをよく見ている上司や部下のフィードバックを受けることをおすすめします。同じ人から定期的にフィードバックをもらうことで、自分の変化に気付くことができます。目標としている先輩や上司がいる場合は、ぜひフィードバックをもらうようにしましょう。
2つ目の方法は、自己分析の結果を記録・点数化(定量化)するというものです。自己認識力を高めるためには自己分析を繰り返す作業を伴いますが、自己分析の結果を記録・点数化することによって、気付きが得られることも少なくありません。
例えば、業務を終えた後でその日を振り返り、うまくいったことやうまくいかなかったこと、楽しかったことやつらかったことなどをノートに書き留めていきます。これを1週間続けて、ノートを見返してみましょう。
自分の得意なことや好きなこと、逆に苦手なことやつらいことといった傾向が見えてきます。それぞれに順位付けや点数付けをして定量化してみると、自分は「何にやりがいを感じているのか」「克服しなければならない課題は何か」が明らかになります。
自己認識力の重要性
自己認識力が高い社員は、自分の仕事を効率的に進めたり、部下に正確な指示を出して統率力を発揮したりできます。自分ができること・できないことを正しく理解しているため、大きな業務をすべて自分で抱えてしまう、あるいは部下にすべて押し付けてしまうということがありません。自分が行った方が良い業務、部下に任せた方が良い業務を素早く判断し、業務を無理なく、無駄なく行うことができます。
また、思い込みやステレオタイプにとらわれることなく、物事を客観的に判断し、部下を褒めたり、改善の余地がある箇所は指摘したりすることができるため、部下からも厚い信頼を得られます。
自己認識力を高めるための方法
ここでは、自己認識力を高めるための具体的な方法について見ていきます。ポイントは客観性と定量化です。
注意点としては、あまり多くの人にフィードバックを求めないことです。人によって見方・価値観はさまざまであり、評価も異なります。たくさんのフィードバックをもらっても、それらをすべて生かすことは難しいでしょう。
そのため、自分のことをよく見ている上司や部下のフィードバックを受けることをおすすめします。同じ人から定期的にフィードバックをもらうことで、自分の変化に気付くことができます。目標としている先輩や上司がいる場合は、ぜひフィードバックをもらうようにしましょう。
自己分析の結果を記録・点数化(定量化)

例えば、業務を終えた後でその日を振り返り、うまくいったことやうまくいかなかったこと、楽しかったことやつらかったことなどをノートに書き留めていきます。これを1週間続けて、ノートを見返してみましょう。
自分の得意なことや好きなこと、逆に苦手なことやつらいことといった傾向が見えてきます。それぞれに順位付けや点数付けをして定量化してみると、自分は「何にやりがいを感じているのか」「克服しなければならない課題は何か」が明らかになります。