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セルフ・キャリアドックとは?制度導入のメリットや助成金の活用法

セルフ・キャリアドック

2016年度から厚生労働省の助成金対象となった、セルフ・キャリアドック制度。2018年度の教育訓練休暇付与コース新設に伴い、2017年度でセルフ・キャリアドック制度は廃止されました。しかし、従業員のモチベーションを高め、企業の成長につなげるために、セルフ・キャリアドックの実施が欠かせません。今回はセルフ・キャリアドック制度についてご紹介します。

   

セルフ・キャリアドック制度について

セルフ・キャリアドック制度

セルフ・キャリアドック制度は、2016年度に「キャリア形成促進助成金」の中の「制度導入コース」の1つとして制度化されました。2017年度にはキャリア形成促進助成金から「人材開発支援助成金」に名称が変更され、「キャリア形成支援制度導入コース」の中の制度という位置づけでした(セルフ・キャリアドック制度は2017年度限りで廃止)。

 

この制度を導入した企業には、キャリアコンサルタントによる相談サービスの実施が義務付けられます。従業員は、定期的に専門家のコンサルティングを受けることで、自身のキャリアを客観視し、働き方や目標を見つめる機会が得られるのです。

コンサルティングを行う時期として、新規採用直後、人事異動、教育訓練・研修時、休職・復職時、または年齢・就業年数の節目に行うことが推奨されています。助成金は主に、キャリアコンサルティング費に対して支給されます。

   

キャリアコンサルティング実施の流れ

キャリアコンサルティングは次のような流れで行われます。

 

【STEP 1】ジョブ・カードへの必要事項の記入

ジョブ・カードへの必要事項の記入

コンサルタントと話す前に、従業員はジョブ・カードというシートに必要事項を記入します。ジョブ・カードの記入によって、これまでの学歴・訓練歴・職業経験などの棚卸しを行い、将来に向けた希望や目標などの自覚を促します。

           

【STEP 2】キャリアコンサルティングの実施

ジョブ・カードをもとに、コンサルティングが行われます。従業員は、キャリアコンサルタントとの面談の中でこれまでの経験も振り返りながら、自分の適性、強み、価値観や興味などの自己理解を深めます。そのうえで、理想のキャリアについて考え、それを実現するためのキャリアプランを描きます。コンサルタントは、必要に応じて従業員に情報提供を行います。

 

【STEP 3】キャリアプランの作成

従業員の意志が固まったところで、キャリアプランを作成します。コンサルタントの支援のもと、理想のキャリアを達成するために、いつまでに何をすれば良いか、具体的に落とし込んでいきます。

 

【STEP 4】キャリアプランの実践

いよいよ実践です。キャリアプランに基づいて、実際に行動に移していきます。コンサルタントは、従業員の進捗状況を把握して、その都度、相談・情報提供を行い、継続的にサポートしていきます。

 

セルフ・キャリアドックのメリット

この制度を導入することで、以下のメリットが期待されます。

 

従業員の仕事に対する意欲が向上し、生産性が高まる

従業員が自らキャリアを振り返り、社内でのキャリアプランを考えることで、仕事に対する意識を高め、さらに能力を伸ばすきっかけとなります。従業員のスキルアップは、最終的には会社全体の生産性向上へとつながるのです。

 

離職率の低下

新入社員にキャリアコンサルティングを実施すれば、入社した職場でのキャリアプランをイメージできます。具体的で現実的な目標を設定することにより、挫折や失敗が原因で離職するリスクを軽減します。

 

復職者への動機づけ

育児休業や介護休業を取得中の従業員に対して、キャリアコンサルティングを行うことは有益です。人生の岐路に立ったとき、誰もが今後のキャリアに不安を感じるものです。専門家との相談でそれらの不安を払拭すれば、スムーズな職場復帰ができます。

 

おわりに

2017年度まででセルフ・キャリアドック制度導入による助成は廃止されました。しかし、従業員が自身のキャリアの目標を持って主体的に働くことで、人材定着や生産性向上が見込めるなど、セルフ・キャリアドックの実施が重要であることに変わりはありません。社内の活性化を図るために、セルフ・キャリアドックを実施されてはいかがでしょうか。